
ロール表面被膜再コート
技術の歩み
殆ど全てのコロナ処理ステーションの設計では、処理ロールは電気的な対向電極としての働きをします。処理ロールとそれに取付けられた絶縁体は、プラズマ放電の創出と、その質に大きな影響があり、従って処理プロセス全体の効率に影響します。処理ロールは常に個々の利用目的に合わせ、特 別に選択されます。使用されるコロナ電極のタイプ、および処理される材料の特質が、選択の際の要素です。
弊社のコロナシステムの一部として、納入される処理ロールに加え、ソフタルでは顧客の皆様の、損傷した絶縁層の修理、損傷したロールのジャー ナルの交換のご要望にも応じております。勿論予備品として完成品の処理ロールも、供給申し上げます。
シリコン被膜ロール
シリコンは最も一般的に用いられる、処理ロ ールの被膜素材です。シリコン被膜は絶縁材 として働き、処理する材料が適合すれば、安 価なスチール電極の使用を可能にします。シ リコン被膜の唯一の軽微な欠点は、処理ロー ルを処理ステーションから、取り外すことな く修理ができないことです。修理そのものに ついては、重度の損傷であっても、低コスト で容易に修理が又は再生が可能です。
セラミック被膜ロール
セラミック被膜のロールは、導電性基材を用 いる特殊な用途に用いられます。セラミック 被膜ロールは、精巧なプラズマ溶着プロセス で製作されるため、他のロールに比べ高価な 部品となります。
セラミック被膜は、通常の運転時に起り得る、機械的な負荷に耐えられる、硬度が必要です。セラミック被膜も絶縁材として働きます。
特徴

SOFTAL Qualität

特性
コロナ電極の形状、材質や取付角度・位置等は、相対する処理ロールの特性との、相補性や放電効率を基に。 決定されます。 数限りない試行錯誤や実験を伴う、弊社の長年の弛まぬ開発努力が、インテリブレード電極や 液冷式セラミック電極のような、多くの特許を生んでおります。
処理ロールの、形状、素材、取付位置等は、組合される電極の特性と共に、プラズマ放電の均質性と効率を決定 します。コロナ電極及び処理される素材に合わせ、特に選定された処理ロールは、コロナ処理ステーションの、重要な部品です。
コロナシステムの一部として供給される処理ロールに加え、ソフタルは表面被膜付きや被膜無しの予備ロールは もとより、被膜やジャーナルが損傷したロールの修理も行います。